抗酸化作用で有名な『ポリフェノール』の意外な才能
皆さん、はじめて。
「ひとの生活をよくする」
これをテーマに今日からブログをはじめていきたいと思います。
さて、抗酸化作用で有名な『ポリフェノール』
今回はそんなポリフェノールについて書いていきます。
腸内細菌が喜ぶのは食物繊維だけではありません。もうひとつ、彼らにとってごちそうなのが、ポリフェノールです。
炎症やDNAの損傷などを起こす活性酸素を取り除く効果が高く、心疾患や高血圧、喘息などに一定の効果があると考えられています。
ポリフェノールと聞いて思い浮かぶのは、お茶の「カテキン」や大豆の「イソフラボン」、ブルーベリーの「アントシアニン」などかと思います。その他にも野菜やフルーツ、コーヒーやココア、ワインなどにも多くふくまれます。
今回は、抗酸化作用の話ではなく、ポリフェノールの新しい可能性について書いていきます。
それは、ポリフェノールと腸内環境の関係です。実は腸内細菌は、食物繊維だけでなくポリフェノールを分解する働きも持ち、酪酸のように有益な脂肪酸を生み出すことがわかってきました。
簡単にまとめてしまうと、良い菌を増やして、悪い菌が増えるのを抑えてくれるのです!
たとえば緑茶にふくまれるカテキン(EGCG)はビフィズス菌などの善玉菌を増やし、そのいっぽうでヒストリチクス菌のような悪玉を削減。さらに、ブルーベリーに豊富なアントシアニンやココアのフラボノールには、乳酸菌の増加とブドウ球菌の減少作用も確認されています。
ではどんなもの多くのポリフェノールが含まれているのか。
下に記載しておきますので1つの参考にして頂ければ。
クローブ:シチューやカレーなどによく使うスパイス。数ある食品のなかでもポリフェノール量はもっとも多い(100gあたり15188mg )。けど100gを摂取し続けるのは難しいかも…
ミント:ポリフェノール量は2位(100gあたり11960mg)。抗炎症の作用も高い優良なハーブ。これもクローブ同様に継続的にと考えると難しいかもですね。
その他のハーブとスパイス全般:クローブやミント以外も、上位にはハーブとスパイスが多い。なかでも八角、オレガノ、セージ、セロリシード、タイム、バジル、ローズマリー、ジンジャーはポリフェノールが豊富。
ここからは比較的、摂取しやすいものとなります。↓
ココアパウダー:ポリフェノール量4位(100gあたり3448mg)。スパイスよりも摂取量を増やしやすい。
ベリー類全般:果物のなかでは、ベリー類のポリフェノールがもっとも多い。特にブラックチョークベリー、ブラックエルダーベリー、ブルーベリーの3つは100gあたり836〜1756mgのアントシアニンをふくむ。全体的に皮の色が濃い品種ほどポリフェノールが多い。
ナッツ類全般:種子類も全体的にポリフェノールが多い。なかでも、チェスナッツ、ヘーゼルナッツ、ペカン、アーモンドなどに豊富(100gあたり187〜1215mg)。
お茶・コーヒー:飲料系ではコーヒーがもっとも優秀で、続いて紅茶、緑茶の順にポリフェノールが多い。ちなみに、コーヒーは緑茶の3倍ほどポリフェノールをふくんでいる(100mlあたり214mg)。
オリーブオイル:油ではオリーブオイルがもっともポリフェノールが多い(100gあたり62mg)。ただしカロリーが多いので、ポリフェノールの総量を増やすには向いていない。
その他、紫や赤系のフルーツ全般:プラム、チェリー、ブドウ、リンゴなど、赤から紫系の色素にはポリフェノールが豊富にふくまれている。
以上となります!
腸内環境を整えて健康的な体をつくり、日々の幸せにつながればと思っています!
また次回もよろしくお願いします!